8月の言葉
8月になると思いだすのは、原爆記念日。
私の故郷は広島です。だから、思い入れが深いのかもしれません。
当時、放射能の影響で、100年は草木も生えないと言われた広島、長崎は復興しました。
日本には、その底力がある…
しかし、2011年7月27日 (水)、衆議院厚生労働委員会より、児玉龍彦氏(東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)が、言われたことに、愕然としました。
福島原発の事故では、「熱量からの計算では、広島原爆の29.6個分に相当するものが漏出しております。ウラン換算では20個分の物が漏出していると換算されます。<中略>
更に恐るべきことには、これまでの知見で原爆による放射線の残存量と原発から放出された物の放射線の残存量は、一年に至って原爆が1000分の1程度に低下するのに対して原発からの放射線汚染物は10分の1程度にしかならない。
つまり今回の福島原発の問題は、チェルノブイリと同様、原爆数十個分に相当する量と原爆汚染よりもずっと多量の残存物を放出したという事が、まず考える前提になります。」
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-626.html#comment416
すでに起きたことについて、非難したくはありません。
これから起こることに対して、行動するようにと求めるだけです。
では、どうするのか?
まず、一人ひとりが、今、現実を知ることです。
辛い状況でも、目をそらさず、逃げないこと!
そして、何ができるかを考えること。
私は、この状況を多くの方に伝えることだと思って、ここに書かせていただきました。
そして、何をするのかは、各自で考えるしかありません。
何がしたいのか、自分にとって居心地がいい行動をとるしかないです。
きっと、児玉教授は、怒りを抑えながらも、公の場で、国の人々のことを考えて、冷静に危機を伝えると言うことを選ばれたのでしょうから。
その思いを無駄にしないために…
原発事故は、その周辺の一部の人だけの問題ではありません。
児玉教授が言われているように、私たちの未来を創る子供たちに多大な影響を与えるのです。
その現実をしっかり見て、恐れに立ち向かう必要があります。
恐れから逃げない限り、私たちの底力は、消えることはないからです。
あるがままの自分、中立の状態で感じることをする…
つまり、焦ったり、いらついたり、こわがったりという気持ちでの行動ではなく、
ゆったりとした気持ちで感じる思いを行動にする…
それが、自分がしたいことだと思います。
無理はしない… ですが、自分に正直に!
これからは、自分に正直に生きることが、大切だから…
あなたは、この現実を知って、何をしたいと思いますか?
どうぞ、その思いを、行動に映してみてください。
自分の信じることをする… それが自信をつけることですから。